半分届く、7割とても気にいる

今回は、まだみせていないのですが、図書館から借りてすぐ、一読してみて感じたことについてです。
絵本のリストはこちら

わかりやすさと文字の量

どんぐりむらのぱんやさん

とても可愛いのですが、文字と絵が小さいように感じました。絵本にしては説明が細かいというか、状況を盛り込みすぎているというか、どことなく、漫画をみている印象に近い気がしました。絵もお話も、とてもチャーミングなのに、今少し踏み込めない気がしました。とうとつですが、「からすのパン屋さん」が好きな人は、きっと好きな本だと思います。

生まれてきてくれてありがとう

絵本を一緒に読もうとしたきっかけの1つは、ある日、「どうして人は死ぬの?」に、私が答えられなかったからでした。
そのため、子供にもわかりやすく死を伝える本ってあるかなと探していた時、生を納得できてからの方が自然かな?と感じて、借りた一冊です。
男の子にも女の子にも親しみやすいと思いました。わかるわからないは気にせず、伝えてあげることそのものが大切な本のような気がしました。そういう意味では、出産のお祝いのプレゼントにも素敵かもしれないと思いました。

ねことねこ

甥は猫が好きと言うので借りた一冊です。違うところと同じところ。あまり本が好きでないお子さんのスタート本としても楽しいと思いました。

ぶーちゃんとおにいちゃん

島田ゆかさんのバムとケロちゃんシリーズの、原型?のような絵本。彼女の絵本の、「完璧でない子を助けながら、楽しく生きている」と言う感じは、どうしてこうも可愛いのだろう、と感じました。

大人として受け入れられないを、どう判断するか

パンダ銭湯

難しい本でした。予約する時に感じた(こう言うお話が読めるかな?)という期待とは微妙に全く違う絵本でした。
大人向けのような気もしますが、そうするととんでもない解釈も成り立ちます。ももたろうを再読した時のようなもやもやを感じました。

また、よく考えると私の甥は、本物のパンダさえみた事がないので、今回は違うかなと思いました。
読んだとたんに、質問責めにあいそうです。悪い本とは言わないのですが、私の場合はややこしさが想定されたのでリストから外しました。

あまり大人が判断してしまうと、検閲みたいになってしまうし、無菌室にしたいわけでもない。大人の嫌がる物に、子供がものすごく喜ぶ世界がある事もわかるし、生半可えりごのむと、世界がせばまってしまう。うーん。

でも結局、「どうしても読みたい本ならば、本人に分別がついた頃に、自分の意志で選べばいい」という考えに落ち着きました。

それにしても、、この本はどうやって、会議通ったのかな。
いろんな人のGOサインを頂いて、出版された本って思っていいのですよね?

■今回の10冊

どんぐりむらのぱんやさん | なかやみわ
うまれてきてくれてありがとう |文:にしもとよう絵:黒井健
ねことねこ|町田尚子作
ぶーちゃんとおにいちゃん|島田ゆか
パンダ銭湯|tupera tupera 作